指定代理請求特約 とは

指定代理請求特約とは

被保険者(保険の恩恵を受ける人とか保険を掛けられている人)が
例えば
不慮の事故で意識が無い
余命半年と確定診断されたが、医者が被保険者本人には知らせず、家族のみに告知した
などで、本人自身が保険金や給付金の請求をすることが出来ないとき、生命保険契約時に前もって記載した人物が代わりに保険金などの請求手続きをすることができる
無料で付加できる特約です。

 

この指定代理請求制度で、保険金や給付金を被保険者本人に代わって保険会社に請求する人を指定代理請求人というのですが
保険契約時に指定代理請求人を記載するには、ある程度の条件があります。

 

被保険者の、戸籍上の配偶者または直系血族が最優先順位
妻又は夫、またはその二人の間の子供ですね。

 

そういった直系血族がいない場合は、兄弟姉妹を記載できます。
兄弟姉妹もいない場合は、甥や姪を記載することができます。
兄弟姉妹や甥姪も居ない場合は、生命保険会社の規定を参照することになります。

 

 

生命保険会社は保険金や給付金が出る保険商品以外に
年金、生存給付金、満期保険金、配当金 も被保険者に支払うのですが、これらの受け取りの時も、被保険者本人が請求できないときのために指定代理請求特約は有効です。

指定代理請求ができないときもある

では、被保険者が認知症になっていて、指定代理請求人が既に他界していたらどうするのでしょうか

 

何年も保険料をつぎ込んだ個人年金などから、やっと年金が出る時に本人が認知症だったら、年金受け取りが出来ません。

 

認知症などで被保険者本人の判断力が低下している場合には、場合によっては成年後見人制度が適用になるときもあると思います。
大分昔、管理人も認知症になった父親の入院給付金の請求をしようとしたら
指定代理請求人が死んだ母親になっていたので、すぐに給付金の請求ができなかったと思います。

 

たまたま、認知症の父親の治療入院後に、上手いタイミングで隣県に認知症専門の介護病院の空きが見つかったんです。
介護病院はほぼ介護老人ホームと同じ感覚なんですが、入居というか入院するには物事の判断が出来ない認知症の父親ではなく
成年後見人(お医者さんには保護者と言われました)の同意が必要と言うことで、急遽長男である管理人が成年後見人になることになったんです。
速くしないと入院給付金を受け取りがややこしくなるばかりか、渇望していた父親の施設への入居もなくなってしまいます。

 

そこで、その介護病院に父親を連れて行って、認知症の診断書と成年後見人になるために家庭裁判所に提出する書類を頂いて
翌日、予約なく飛び込みで、自宅地の管轄家庭裁判所に行って書類を出したら、二時間くらいで「審判」とか「主文」とか書いてある謄本が発行されましたよ。
主文には
事件本人の保護者として、申立人を選任する。
と書いてありました。

 

そんなこんなで管理人は父親の成年後見人(保護者)になったので、生命保険会社に入院保険の請求と、介護病院の入院手続きが出来たのです。
大分古い記憶で間違っているかもしれませんので、あくまで参考程度にして頂けたらと思います。

 

被保険者が認知症の場合の指定代理請求特約は、生命保険会社で手続きなどに違いもあると思うので、そのときになったら対応策を保険会社に聞くのが無難でしょう。

全ての保険商品に付加できないかも

指定代理請求特約は無料ですし、保険会社によっては契約中の生命保険に中途付加も出来るようです。
ですが、保険会社によっては全ての保険商品に付加できる特約ではないようです。
こういった細かい点の確認も、保険の見直しや新規加入時に必要ですね。
生命保険の専門家にアドバイスしてもらいながら保険を選ぶとこういった便利な特約の有無の確認も楽になります。


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